子育て

ダメなの? できる父親が言いがちな子どもの心を傷つけるひとことと上手な言い換え方

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私
こんにちは!
えびふり(@ebifurya_alpha)です。

私
子どもの心は繊細です。
親がよかれと思って言ったひとことが心に突き刺さってしまうことがあります。とくに子育てに積極的なできる父親は子どもとの距離も近く会話が活発です。

私
今回は、学業優秀で仕事もできる、そして子育てに積極的な父親が言いがちな「子どもの心を傷つけるひとこと」と上手な言い換え方をお話しします。

できる父親が言いがちな子どもの心を傷つけるひとこと

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子どもをディスるひとこと「強くなれ」

「ディスる」とは英語のdisrespectから生まれた言葉です。「尊敬する」という意味のrespectと反対に「見下す」という意味になります。

できる父親は自分に自信があります。つい自分と子どもとを比べて「もっと強くなれよ」「強くなれ」と言ってしまうことがあります。父親としては「強い人間になってほしい」という願いを込めていますが、言われた子どもは自分が「ディスられた」と感じ自信をなくしてしまう可能性があります。なぜならば「強くなれ」ということは、今は弱いとわれたようなものだからです。

父親が「強くなれ」と言うシーンはいろいろ考えられますが、子どもが泣いているときや落ち込んでいるときが多いでしょう。上手な言い換え方は「強くなれ」ではなく「大丈夫だ」です。気持ちが弱くなっているときに「強くなれ」と言われてもさらに落ち込みます。それよりも「大丈夫だ」とダメな自分を肯定してもらうことで顔を上げる勇気が出るのです。

プレッシャーになるひとこと「オレの子だからできる」

ある中学校の進路担当の先生が保護者に「親は自分以上の偏差値を子どもに求めないでください」と言いました。親は子どもに期待します。昔は「自分は大学を出ていないから子どもだけは大学に行かせたい」という親もたくさんいました。しかし、親の偏差値がとても高く「できる親」の子どもは同等の偏差値を求められるだけでも大きなプレッシャーになるのではないでしょうか。

「オレの子だからできる」という言葉は励ましの言葉に聞こえますが、できることが前提にある言葉であり、大きなプレッシャーになります。上手な言い換え方は「オレに似ている」です。できる父親の子どもは父親を尊敬しているはずです。その父親に自分が似ていると言われたらうれしいでしょう。また、「似ている」という言葉はこれからの頑張りではなく、今現在の状態をまるごと認めているニュアンスがあります。尊敬する父親に認められているうれしさは子どもを強くします。

不安にさせるひとこと「ママがそう言ったの? 」

子育て中は父親と母親の意見が食い違うこともあります。子どもとのふとした会話の中でその違いに気がつくこともあります。例えば幼稚園に持っていくハンカチを選んでいたとき「ママがこのハンカチは安物だから幼稚園に持って行ってはダメだって」と言ったとします。母親としては周囲の目を気にしているのかもしれません。そのとき父親が「ママがそう言ったの? 」と言えば子どもは不安になります。もはやハンカチの問題ではなく、父親と母親の不和を連想して不安になるのです。さらに不和のタネを自分がまいてしまったと思い心配するでしょう。

上手な言い換え方は「なるほど。でもパパはかわいいからいいと思うよ」です。母親の意見も尊重しつつ、父親としての意見も子どもに伝えます。そうすることでどちらが間違っているというジャッジを下すことなく会話をすすめることができます。さらに子どもは父親と母親の意見の両方を聞き自分で判断することができるのです。

判断力を奪うひとこと「それはダメだな」

できる父親は判断が早く結論を急ぐ傾向があります。社会では早い判断力と決断力、そして行動力が必要だから仕方ありません。しかし子ども相手のときは話が違います。結論を急がず子どもの判断を待ちましょう。

「それはダメだな」という言葉には、子どもの思考を全否定してストップさせてしまう力があります。「それはダメだな」というひとことで判断のジャッジが親主導になってしまうのです。

上手な言い換え方は「なんでそう思ったの? 」です。たとえ子どもが間違った答えを出していたしても頭ごなしに「それはダメだな」と言わず「なんでそう思ったの? 」と声をかけます。子どもは父親に思考過程を言葉で説明しながら自分の頭を整理することができます。父親が「間違っている」と判断するのではなく、時間はかかっても子ども本人が考えることで間違いに気がつき軌道修正することができます。

自信をなくすひとこと「恥ずかしい」

ショッピングモールでは、子どもに注意している親をよくみかけます。子どもに注意が必要なときは、危ないときと人に迷惑をかけるときです。注意するときには「それは売り物だから触ってはいけない」や「そこに座ったら歩く人の迷惑だよ」というように理由を添えるとわかりやすいです。

ときどき「そんなことをしたら恥ずかしいよ」と注意している親をみかけます。恥ずかしいのは子どもではなく親の方なのでしょう。会社でも立場のある父親は、見られることを意識しなければならない生活です。つい子育てでも見られることを意識した言葉が出てしまうのかもしれません。しかし父親に「恥ずかしい」と言われた子どもは親や大人の顔色をうかがう子どもになってしまいます。「恥ずかしい」と言われれば大人でも自信をなくします。そして行動の良し悪しを「恥ずかしい」で判断するようになってしまうのです。

上手な言い換え方は、ストレートに注意することです。「歩きながら食べたら恥ずかしい」ではなく「歩きながら食べたら喉に詰まるから危ないよ」と言えばいいのです。

子どもの心を傷つけないためにありのままの子どもを認めよう!

できる父親は、子どもにとても期待します。適度な期待はメリットがありますが、大きすぎる期待は子どもがつぶれてしまいます。子どもは、自分の子どもといえども自分とは全く違う人生を歩んでいるひとりの人間です。自分と比べることなく、ありのままの子どもを認めることが子どもの心を傷つけない一番のポイントです。

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